ACを克服したい当事者記録

26歳でACからの脱却目指してカウンセリング中。当事者がどうやってACから抜け出すかを記録します。

ACの私に感情と感覚が戻ってきた話(12ステップワーク ステップ1)

こんにちは。

今日はACのちょうちょでお話します。

 

「感情や感覚をありのままに感じられるようになる事」

これはACの回復の途中に起きることのひとつだと思う。

 

今までの私は、楽しい時は楽しいし、幸せな時は幸せだし、つらい時や悲しい時はつらい、悲しいと思っていると思い込んでいた。

 

そんな私が1番否認していたものは

「疲れ」だった。

でも今までだって全く疲れないわけではなかった。

それは表に出してはいけない感覚だったから疲れられなかったのだと思う。

 

疲れた親が気付く「休みなさい」と言われる家庭に縛り付けられる

のループがあるからだ。

そしてその根底ある母の

「風邪ひいたりして熱でも出されたら、私が世話しないといけないから、病気にならないでほしい」

というメッセージを受け取ってしまい、私は自分のケアのためではなく、母の気持ちの平穏を保つために疲れることができなかったのだ。

 

私の家庭では、たとえこれを直接私に言わなかったとしても、父や弟が風邪をひいてダウンすると、母が上記のような発言をしたり、不機嫌になったりしていた。

 

そういうわけで、家庭に縛られたくなかった私は、疲れてはいけなかったのである。

 

私はアダルトチルドレン自助グループに繋がってから3ヶ月が経つ。

そして12ステップワークを始めて、ステップ1のワークを終えたところだ。

 

私は母の感情の責任を自分にあると信じてきた。

でも、それは私がコントロール出来ることではなく、母のコントロールすべきこと。

なぜなら私たちは他人を変えようとしても、そのような力は持っていないからだ。

 

このようなことを自覚するのがステップ1だ。

そしてステップ1に取り組むことで、家族の問題と自分の責任を切り分けて考えていいと思えるようになる。

母が、父が、弟が不機嫌になる責任を取らなくていいのだ。

 

そのように考えられるようになった結果、私が気づいたのは

「私は家族と過ごす時、疲れる」

「疲れたら自分ひとりで休む時間を取る必要がある」

ということだ。

 

まだ家族の感情をコントロールしようとする癖は抜けない。

これはあまり簡単ではないことだろう。

だから家族と過ごすと、気づかいしすぎて疲れるのだ。

 

先日気分転換にと、両親と3人で旅行に行った。

1日目の夕方くらいから、目がくるくる回るような感覚があった。

2日目の帰りの車の中では、夜よく眠れたにも関わらず、眠気が抑えられずずっと寝ていた。

 

私は「疲れていること」を自覚した。

そして帰りの道中両親に、今夜は一人暮らしの家に帰りたいことを伝えた。

それを無事両親も承諾してくれた。

 

これは機能不全でない家庭に育った人には当然のことかもしれないが、機能不全家庭で育った、いわゆる毒親育ちには大きな成功体験だ。

 

私のように、アダルトチルドレンはそれぞれに様々な感情や感覚を無い物として生きてきたと思う。

それはマイナスな感情であっても、私たち人間には必要な感情なんだと私は思う。

 

私には「疲れ」る感覚が戻ってきた。

だから疲れたら休む、そんな当たり前のことが今までできなかったのに、出来るようになった。

そして、それができたら、自分を大切にできたと思えた。

 

私たちの自尊心は今までの人生で踏みつけられ続けて、ペッチャンコである。

だから自分を大切にしてあげる、自分をケアするのに必要なマイナスの感情、感覚も重要なんだと思う。

 

さて、私はやり過ぎる癖があるので今日は洗濯機3回回して、1時間筋トレして、カウンセリングまで行ったから、疲れた。

日曜日の夕方から夜のここからの時間帯は自分を大切にするためにゆっくり過ごそうと思う。