恋愛してみたらメンタルが想像以上にやられていることに気づいた
離婚から4ヶ月で、あっという間に彼氏ができた。
正直なところ、元夫と付き合っていた頃は、彼と別れたらもう一生私のことを好きになってくれる人はいないのではないかと本気で思っていた。
アホか、自分。笑
そんなわけないのに本気で思っていたところが不健全だと、そうじゃない実績を作って初めてわかる。
このような思い込みのために、自分を大切にしない人と長年付き合ってきた挙句に、自分が苦しんできたコミュニケーションスタイルで相手を苦しめたと考えると、もったいない気持ちでいっぱいだ。
そして、悲しいことに…
早くも今の彼を失ったらどうしようという不安でいっぱいになることがある。
今日は母との関係に悩む私が恋愛し直してみたらどうなったかをまとめてみる。
①付き合い始める前の苦しさ
私にはたくさん引け目がある。
まず離婚歴ありだ。
さらに親との関係整理中で、半絶縁状態だ。そんな私と永いお付き合いなんて相手に申し訳ないなぁと真剣に考えてしまう。
そのため、お相手に告白してもらってお付き合いするまでは本当に楽しかったのに、付き合うことになった瞬間に現実の自分の抱える問題が津波のように押し寄せてきて、一気に恐ろしくなった。
こんな自分、受け入れてもらえるのだろうか、という不安の気持ちからお付き合いがスタートした。
②自己開示するか否か
結局自分がどんな人かを話す上で、離婚した話は避けられないし、そうすると家族の話は避けられない。
ましてや、元彼から
「あんな母親がいるなんて聞いてなかった。何で話してくれなかったのか。」
とか言われてたから尚更話さなきゃいけないという強迫観念から離れられない。
どこまで自己開示するべきかは、嫌われるかもしれないとか、引かれるかもしれないという気持ちとの戦いだから、下手するとそれで頭がいっぱいになって何も手につかなくなる。
付き合って1ヶ月半、徐々に自分が抱える問題について、話をしている。
なんて言われるかわからなかったので不安だったが、
「話しづらいことを話してくれてありがとう」
「自分の生きてきた人生とは違いすぎて、完全に理解はできていないからまた聞くと思うけど、ちょうちょさんが言いたいことはわかったよ」
と必要な範囲はしっかり受け取ってくれた。
理論的に言えば相手との関係性を深めるのは、お互いの信頼感のもとに、自己開示し合うことが重要だ。
その中で、相手が自他を分離して私の置かれた境遇を理解しようと努めてくれることは本当にありがたいと感じる。
④カウンセリングで目が覚めた
自己開示がうまくいったら、今度はそのうち相手も私のことを好きじゃなくなってしまうだろうとそんな兆候は全くないのに不安で、めちゃくちゃ泣いて、そのあと半日動けなくなった。
いわゆる見捨てられ不安だ。
それからもこの考えが頭をぐるぐる巡って不安と憂鬱な気持ちが止まらなくなった。
そんなことをカウンセリングで相談した時に、
「ちょうちょさんは今まで、自分の気持ちを抑えることが当たり前になってたように話してて感じることが多かった。
だから、そんな風にマイナスの感情であっても表に出てくるのを聞いて、私は安心しましたよ。」
と言われた。
今まで、友人にも彼氏にも、何か分からないけどつらい、しんどいって話をした時に、人はそんなに早く立ち直れなくても普通だよと言葉をかけてもらっていたが、いまいちピンとこなかった。
気持ちはコントロールできるものだし、
全く関係ないことをやったり、
一度寝たりして、
マイナスな気持ちは整理してきていた。
今までそうやって折り合いをつけて生きてきた。
なんで今回は思い通りにならないの?
とすら思っていた。
なんでかなと省みると、ふわっと母の
「いつまでぐずぐず言ってるの」
という声が聞こえるので、これも母イズムな
考え方の1つだったのだろう。
そこで、試しに今まであえてあまり吐き出さなかった元夫への気持ちを改めて文字にしてTwitterに吐き出してみた。
一生懸命、綺麗な気持ちに浄化しようとしてきた彼への感情は恨みでいっぱいだった。
これも親への気持ちの整理と同じだ。
こうされたことはつらかった。許せない。
そういうマイナスの気持ちを一旦認めてあげないと、おそらく綺麗だった気持ちもうまく感じられないはず。
いろいろと我慢してしまった自分の責任と思ったことは一旦忘れよう。
こうやって吐き出したら、今の彼に感じている不安の元凶は、元彼への恨みつらみだった(笑)
ここで知れてよかった。
そうじゃなければ、今の関係を楽しめない。
もったいない。
今回みたいに棚卸ししないといけない感情はまだたくさんあって、それを自分のペースでゆっくり整理していく、そんな自分を褒めて、好きになれたらと思う。
(追記)
ここまでは2週間前の話なのだが、それからも不安がきれいさっぱりなくなるということはなかった。
何が不安がと考えて整理していった時に、しんどい事実に直面したが、書き残しておきたい。
私と母の関係は、コントロールされる側とする側の関係である。
母は自身の精神的な病や、親という立場を盾に私の行動をコントロールする。特に、そばに置いておくという方向性のコントロールが非常に強い。
そんな関係性の中で、私自身も人に言うことを聞いてもらいたい時のコミュニケーション手段として馴染み深いのがコントロールという手段になる。
だから、私が元彼にもそんなコミュニケーションをとっていたのだ。
実を言うと、自覚はあった。
でも認めるのはかなり厳しいことだった。母と同じことをしているというのは、自分がそれで苦しんできたからこそ、自分を許せなくなってしまう。
でも自覚はあったからこそ、ずっと元彼に対して引け目があったのだ。
私が嫌だと思うやり方で、コミュニケーションをとられたら、それは彼も嫌になって当たり前だろう。
私が彼と別れたいと思った理由はまた別問題であるが、自分にもその傾向があると言うことを自覚しているだけで、同じことの繰り返しにならないよう、自身を変えていきたい。
そう強く思った。