ACを克服したい当事者記録

26歳でACからの脱却目指してカウンセリング中。当事者がどうやってACから抜け出すかを記録します。

自分の気持ちの波について考えてみる

6月に入り、今年も早くも折り返し地点を迎えようとしている。

そんな中で、私が母との連絡をやめてからもうすぐ3ヶ月だ。


たった3ヶ月。しかし、私にとっては意味のある3ヶ月だ。


目まぐるしく、これ以上傷つきたくないから私はもう2度と母とは会わないほうがいいという気持ちと、今後の人生でもう2度とあの家族には戻れないのかという絶望感と、そんなにひどいことをされたっけ?とけろっと自分の身に起きたことを矮小化してしまう瞬間が入れ替わる。


それぞれの瞬間で、何を考えているのかが本当にバラバラだ。


1番目の「もう会いたくない」は1番簡単で単純だ。

たくさん許せない気持ちもある。たくさん怖かった気持ちもある。たくさん悲しい気持ちもある。

だから新しく悲しんだり、がっかりしたりしたくないのだ。


「解毒」しようとしている人たちは、この何にも変えがたい、「家に帰りたい」気持ちとどう折り合いをつけて生きているのだろう。

2番目の家族に戻れない絶望感は、自分が我慢してでも親の愛情をある一定程度受け取ってきたからこその感情だと思う。

甘えたい、認められたい、愛されたい、そんな気持ちを埋めることを自分の未来に想像できない、でも自らしんどかった環境に戻るのかと葛藤することになる。

全てを許すことができなくても、ある一定の距離感で接することができる方が、私にとっては精神的に健全なのではないかと思うのだ。

ただ、そのためには自分の領域を侵されないようにするだけの強さが必要なのだと思う。

そうできる、強い自分になるにはまだもう少し時間が必要そうだ。


そして、3番目の、自分の身に起きたことはそんなにしんどいことだったか?と思う時が1番楽ではある。

実際は私のエピソードを聞いた人がややひいてしまうくらいにはめちゃくちゃな経験をしているのだが、それをあまり自分のこととして受け入れない解釈をしていると、苦しまないで済むのだ。

でもその分、少し自分の気持ちとして悲しかった気持ちや、許せない気持ちを受け取り始めると、ずーんと気持ちが沈んでしまう。

まだ癒えていない傷に気付いてしまう。

だから、楽な時も、わりといつも気持ちの揺り戻しにビクビクしている。


今日は解決策も何も考えるのはやめて、今の自分の状態をただ記録するだけ。

でもいつかの自分がこの文章を読んで、回復できているねと思えれば、それで十分なのだ。