ACを克服したい当事者記録

26歳でACからの脱却目指してカウンセリング中。当事者がどうやってACから抜け出すかを記録します。

行動しないという選択をするという行動(12ステップ ステップ3)

こんばんは。

ACで依存症のちょうちょです。

 

今日はこの度あった出来事について、記しておきたい。

12ステッププログラムのステップ3では、

「自分の意志と生き方を自分なりに理解した神に委ねる決心を」する。

 

自分のコントロール欲求のうちいくつかを手放すとか、なんでも自分でやりたがる気持ちを手放すとか、そんなことを決心し、自分の意志で行動(反応)してしまいそうな時は、

「自分の意志ではなく、あなたの意志を行わせてください」と祈る。

 

祈るっていうのが、よくわからないながらやってみようと思うだけでもかなり効果があると思う。

 

私は自分自身の変化を感じ始めている。

 

先日母からLINEが来た。

「私のことをまだ毒親だと思っているのか?」

という内容だった。

 

その時私は友人と会っていた。

今までの私なら、即返事をしていた。

それは行動ではなくて、反応だ。

 

でも、その時は返信は後でだと思った。

そしてLINEを閉じた。

 

そしたら数時間後、母からまたメッセージが来た。

 

「ちょうちょは、今家族や私との距離感を作り直しているのに、私が配慮できなくてごめんね。」

とそこには書いてあった。

 

今までの人生で、母が自ら気づいて謝ってくれるまでのことがあったか。

同じように反応していたら、そんな連絡が来ることはなかったと思う。

 

私は私のことを優先して、自分を大切にした。

母は母自身と向き合う時間を得て、私への気持ちを整理できた。

お互いに良い方向に流れが向いたのだと思う。

 

さて、この時私がしたこと。

それは無意識下ではあったが、

あえて行動しないという行動を選択したのだと思う。

これはある意味で自分の意思で行動したのではなく、神に委ねたことなのではないか。

 

結局私は今まで、自分がしなくて良い行動をせずにはいられなくて(反応)、自分がしないといけない行動はしてこなかったのだ。

これからも私は自分で責任を持って取るべき行動と、そうでない反応を区別できるようになっていくだろう。

 

苦しくても、向き合いたくなくても、気楽に取り組み続けることに意味があるのだと、自分自身の変化から学び取ることができる。

 

180度人生をひっくり返す魔法はない。

それは痛いほど実感してきた。

だから、そんな魔法を探すのではなく、1歩ずつ焦らずに自分の行動を変えていくしかない。

 

頭ではわかっていても、世の中の流れは早いので置いていかれる気持ちになることもある。

それでも諦めずに取り組んでいきたいなぁーと思う。

昨日よりも少しでも良い今日、今日よりも少しでも好きな自分に明日なれるように。

そして小さな自分の変化をこれからも喜べますように。

今もまだ苦しむ仲間の変化も喜べますように。