ACを克服したい当事者記録

26歳でACからの脱却目指してカウンセリング中。当事者がどうやってACから抜け出すかを記録します。

実家に帰れなかった私が帰れるようになるまでの話(前編)

こんにちは。

ACのちょうちょです。

 

今日はACを自覚して回復に取り組み始めてから、両親との関係を改善して実家に帰れるようになるまでの過程を振り返りたいと思います。

私はいわゆる毒親育ちです。

でも両親のことはどんなことがあっても嫌いになれず、関係改善が目標でしたので、そのような立ち位置でお話しする事をご了承ください。

 

目次

 

前編

 

後編

 

5.自助グループにつながる

6.回復の12ステップに取り組む

7.親と私の境界が引けるようになる

 

 

omochimoching.hatenablog.com

 

 

1.人生を変えたいと思う

 

私は自分の苦しさと向き合うことから逃げてきました。

なんで私のお金でカウンセリングに私が通わないといけないのか。

悪いのは親なのに私が変わらないといけないのか。

 

でも離婚を経験して、

「ここで自分の人生を立て直さないと、私のこれからの人生はずっと変わらない」

と思いました。

 

今までいくら親が変わる事を願って、言い争って、傷ついても何も変わりませんでした。

だから、なんとか自分の人生を立て直す方法を探すことに決めたのが全てのスタートだと思います。

 

2.毒親本を読み漁る

 

昨年の年明けから、信田さよ子先生の本を中心に、いわゆる「毒親」に関しての本を読み漁りました。

 

・「アダルトチルドレン」完全理解

・カウンセリングで何ができるか

・さよなら、お母さんー墓守娘が決断する時

共依存 苦しいけれど、離れられない

・家族の悩みにおこたえしましょう

・母、娘、祖母が共存するために

・後悔しない子育て 世代間連鎖を防ぐために必要なこと

・ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」

・母がしんどい

 

思い出せるだけで、半年で上記の本は読みました。

ここには「私のこと」が書いてありました。

 

同じ思いをする人がこんなに存在するのか、という驚きに圧倒されました。

読み進めるのに、胸が痛くて苦しい本もたくさんあり、泣きながら読んだのを覚えています。

 

読書していく中で、家族の問題を専門的に取り扱うカウンセラーにカウンセリングを受けようと決心しました。

 3.カウンセリングに通う

 

私は学生時代にもカウンセリングに通ったことがあり、何も解決する感じがせず、ただお金ばかり取られているような気がして通うのをやめてしまいました。

 

正直、カウンセリングって高い。

 

でも、自分の力だけではどうにもできない生きづらさをなんとかするなら、人生で今しかないと思い、2月ごろから、いくつか本を読んだうちで参考になったカウンセリングセンターに通い始めました。

 

初めは自分の出来事を泣きながら話していました。

なかなか友人の前ではどんなにつらかった話でも泣けなかったのですが、カウンセリングではその時の感情を否定されずに聞いてもらえて、たくさん涙が出ました。

 

そして、「アダルトチルドレン」という言葉に出会いました。

 

私はアダルトチルドレンだったんだ。

私の苦しみには名前がつくんだ。

私はアダルトチルドレンだと名乗っていいんだ。

 

そんな発見をしました。

 

家族のことだけではなく、恋愛のことも、仕事の悩みもなんでも聞いてもらいました。

今では私自身の回復を一緒に喜んでくれて、

私が見つけづらい自分の成功、成長を見つけ出してくれる、大切な回復のパートナーです。

 

4.関係を切る

 

3月ごろから、母から連絡が来ると気持ちが落ちつかなくなりました。

 

どんな内容のLINEでも(例え雑談でも)、連絡が来ること自体が嫌になってしまったのです。

そして、

「もう私の気持ちが落ち着くまで、連絡してこないでほしい」

と母に連絡をしました。

実質のプチ絶縁でした。

 

正直、絶望的な気分でした。

 

私は母に、私が望むように愛を与えて欲しかったのです。

でもこちらから関係を絶った以上、もうそれは望めません。

 

ただ、そのおかげでいいこともありました。

私はそれまでできなかった、母以外の人を頼ることをだんだんと覚えました。

 

1番信頼できる友人たちに、今の状況を説明して、

「あまりにつらいと死にたくなる。だから、LINEで一言死にたいって言わせてほしい。そしてその時は生きろとかなんでもいいから一言返してほしい」

と伝えました。

 

実際この連絡をしてから、本当に死にたいと言ったのは23回だったのですが、親以外に頼れる人がいることはとてつもない安心感がありました。

きっとこのタイミングで、私は少しずつ、

「母の娘」

と言う立場から抜け出し始めたんだと思います。

 

 

 

さて今日は前編として、

1.人生を変えたいと思う〜

4.関係を断つ

までをまとめました。

 

ここまででも、今までの自分とは4つも

異なる行動をしてきています。

引き続き次回も、自分の

「成功責任の追求」

うまくいった要因はなんだったのかを

振り返っていきたいと思います。